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手ぬぐいの風合いについて考える その2[ 2012年8月16日 ]

前回は手ぬぐいの風合いと生地についてのお話でしたが、今回は染料についてのお話です。

手ぬぐい「秋桜」

手ぬぐいの風合いには、染料が大きく関わっています。

手ぬぐいは一般的に「染料」か「顔料」で染められます。

この「染料」と「顔料」。
みなさんがプリンターを購入しようとする際に耳にするものではないでしょうか。

安坊の手ぬぐいは「染料」で染めています。

染料粉末

数種類の染料を0.1g単位で配合し、独特の色合いを出します。

染料撹拌

染料は手ぬぐいを染める度に調合します。

染料と顔料の違いを簡単に言うと、染料は生地そのものに染み込み、顔料は生地の表面に乗ります。

染料

繊維の断面図。
染料は繊維そのものに染み込むのに対し、顔料は繊維の上に乗ります。

顔料は、複雑なデザインを染めることができたり、耐光性が強かったりというメリットがありますが、反面、繊維と繊維の間で固まっているので、肌触りが悪いです。

また、摩擦に弱く、洗濯をするとスレによる色落ちがあります。

染料は生地の繊維自体を染色するので、肌触りには影響がでません。

そのため、安坊の手ぬぐいは生地そのものの風合いを楽しむことができるのです。

これからは手ぬぐいを手に取っていただく際に、注意して見ていただくと面白いかもしれませんね。

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