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半纏の復元

今着ている半纏と同じものを作れる染屋をお探しのお客様へ

今までお付き合いのあった染屋さんの事情や、会のご都合により、新しい染屋をお探しのお客様へ。

染の安坊では、今着ている半纏(はんてん)・法被(はっぴ)と同じものを、1着からお作りいたします。

同じ半纏・法被ができるまで

同じ半纏・法被をお作りするための、お問い合わせから納品まではこの流れで進みます。

半纏復元の流れ

現物確認について

今着ている半纏の現物を1着送っていただくか、デジカメ等で全体像や細部を撮影し、画像を送っていただきます。

その現物や画像から、「色」「生地」「紋・柄」のデータを取り、工場の3000種類以上の染色レシピや、50種類以上の取り扱い生地と照合します。

現物を送っていただく場合の送料について

送料はお客様負担となります。ご了承ください。

画像を送っていただく際の注意点

同じ半纏をお作りするには、現物を送っていただくことが理想です。

諸事情で現物を送っていただけない場合は、以下の注意事項をご確認の上、画像を送っていただきます。

デジカメで撮影

お持ちのデジカメの、できるだけ高解像度で撮影してください。

携帯電話(古い機種)での撮影はご遠慮ください。

真正面から撮影

紋や柄はしわやゆがみを極力なくし、真正面から撮影してください。

アイロンをおかけすると、より正確に復元できます。

色はデータを印刷してお送りください

色にこだわりがある場合は、撮影したデータを紙に印刷し、色をご確認の上、その紙をお送りください。

半纏の色にこだわりをお持ちのお客様へ

画像をデータで送っていただくだけでは、パソコンの機種やモニターによる見え方の違いで、同じ色に合わせることが困難です。

色を実物に近づけるために、お客様の元で画像を紙に印刷し、色が合っているかをご確認の上、その印刷したものを当店までお送りください。

同じ色の布などの色見本をお送りいただくと、より正確に色を合わせることができます。

染の安坊の復元技術

創業100年以上の老舗だからこその半纏を見る目

色の確認

お客様の半纏本来の色を復元いたします。

お客様の中には、今着ている半纏が30~40年近く使い続けてこられ、元の状態が分からないということを聞くことがあります。

そういう場合は、会に長く在籍されている方の記憶に頼るしかなく、衣装担当の方がとても困っているということをよく聞きます。

安坊の染工場では、お客様からお借りした半纏の、襟の裏側や縫い目の境などから元の色を判別し、その色を把握することができます。

3000種類以上の染色レシピ

色の確認

色見本により職人の勘だけに頼らない仕組みです。

染工場では、3000種類以上の染色レシピを持っており、お客様が希望する「色」に合わせることができます。

染屋として、色にはこだわっており、職人の勘だけに頼らない仕組みをとっています。

取り扱い生地数は50種類以上

生地は50種類以上から一番近いものを選びます。

代表的なものとしては、厚手生地では「丸紡24貫(まるぼう24かん)」や「舞布(まいふ)」、節(ふし)が特徴の紬(つむぎ)生地では「綾紬(あやつむぎ)」や「スラブ」が、よく使われています。

丸紡24貫

丸紡24貫(まるぼう24かん)

舞布

舞布(まいふ)

舞布

綾紬(あやつむぎ)

スラブ

スラブ

染工場による一貫生産

デザイン担当がデータ化(トレース)と校正図・展開図作成を行い、染職人が1枚1枚染め上げ、仕立て職人が1着1着の半纏を縫い上げ、仕上げまでを一貫生産で行います。

一貫生産により、お客様の要望が工場にも伝わりやすくなっています。