書体と柄について
人気の書体と柄をご紹介いたします。
人気の書体
手ぬぐいのオーダーメイドでよく使われる書体には「籠文字」「寄席文字」「江戸勘亭流」「楷書体」「角文字」がございます。
これ以外にも、パソコンで使われるフォントは使用することができます。ご相談ください。
また、お客様独自の書体でもアウトライン化したAdobe Illustratorのデータや、手書き文字でも製作可能です。
手書き文字の場合、別途トレース費用をいただきます。ご了承ください。
籠文字
千社札や提灯に使われる、字画の厚い力強い書体です。
寄席文字
落語の寄席の看板やビラなどに使われる書体です。大入りを願い、隙間なく、右肩上がりなのが特徴です。
江戸勘亭流
1779年(安永8年)に岡崎屋勘六が考案した歌舞伎などに使われる書体です。
楷書体
一画一画を省略せずに書く書体で、改まった文章に使われます。
角文字
半纏の襟(えり)や腰柄によく使われる印染独特の書体です。
人気の柄
手ぬぐいのオーダーメイドでは、総柄(手ぬぐい全面を染める柄)の古典柄が人気です。
網代(あじろ)
浅草寺の観音様を引き上げた漁師の網を意趣としています。三社祭の半纏にも多く見られ、浅草を象徴する柄です。
紗綾型(さやがた)
古来、織物の柄として伝来し、幾何学の美しさから武士の裃(かみしも)にも用いられ、現在まで愛されている柄です。
有平縞(ありひらしま)
数ある縞の中でも、太い線と細い線を組み合わせた遊び心のある粋な柄です。
麻の葉(あさのは)
麻は成長が早く、産着の柄として用いられていました。
魔除けや健康祈願の願いが込められています。
かごめ
竹のかごの網目を模して連続柄にした古典柄。
魔除けの意味があり、大小さまざまな柄が伝えられています。
釘抜き(くぎぬき)
釘を抜いた後を模した古くから親しまれている古典柄。
衣類(半纏)柄として特に発展し、身を守る柄として人気だったようです。
吉原(よしわら)
吉原の手引き茶屋の暖簾に用いられていたことが名前の由来。下町風の好みとして手ぬぐいの他、浴衣、半纏の腰柄、帯などに使われます。
青海波(せいがいは)
永遠に続く波模様から、長寿や子孫繁栄に縁起がよいとされています。世界各国にも見られる紋様で、日本でも埴輪の着物に見られるほど古い柄です。
松皮菱(まつかわびし)
松の皮をはがした形に似ているため、この名前がつけられました。
桃山時代に流行ったと言われています。
唐草(からくさ)
唐草は、常に成長するような無限の発展性を秘めています。
豆絞り(まめしぼり)
お祭りの道具として、手ぬぐいや浴衣に用いられます。
桜(さくら)
幅広い年代にご好評いただいている柄で、海外のお客様からも人気です。
桜の潔さは、日本人の心情に深く結びついています。
これらの柄をご指定の色で染めることができます。
その他、3000種類の色合わせが可能です。
(手捺染による染色ではこの色合わせが可能。注染では再現できない色もございます)
手ぬぐいの色については、「色について」のページをご参照ください。
お問い合わせ
■株式会社 染の安坊
〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目21-12
FAX.03-5806-4447
※半天・半纏・袢纏 お誂え別注の方は、お電話にて事前予約をお願いします。